綿ぼこり

私の視線の先には 綿ぼこりだらけです。

プライド②

好きになっていた

自分の人生に 嫌気がさしていた自分に

リセット出来る最後のチャンスかもと、さえ

 

思っていた、、

 

会う度に近しくなる彼の口から

出資をして一緒に仕事をしようと

度々、仲間になろうと言われた

 

魔法にかかる間際の私の耳に入ったのは

銀行、お金、オーナーというキーワードだった

 

どうやら、彼はお金を都合してくれるオーナーを

探していた、

ハタケ違いの私は 一緒に働く仲間ではなく

出資をしてくれるオーナー

マインドを取りやすい金ズル候補として

見られていた…

 

褒め言葉や存在を認める言葉に

私は すっかり警戒心をなくしていた

いつからか、彼は

自分と話せるなんて凄いんだと

自慢し、上から目線で話す様になっていた

 

そして、私は二度と彼の場所に行かなくなった

 

 

馬鹿な私

情けない

あんな口先だけの男に騙されるなんて

 

 

 

プライド①

いつも行く場所

 

常連になりつつある私は 

巧みに話す彼の話に刺激され饒舌になった

 

私を知りたいと私を欲する会話

友人、家族、

私を求めて会話するなんて皆無の日常の中に

 

彼との時間は 本当に楽しい時間

 

彼のポリシーや強引な言葉は

惰性で生きて働いている私にとって

まるで

その先に幸せや自由があるかのように感じた

 

言葉が上手くリーダーシップのある彼を

この場所から 連れ去ってくれる人と

私は錯覚し始めていた

 

食事を誘われたり 旅行の話もされた

来年は 一緒に行こうとも…誘われた

 

女は死ぬまで女なのだと

女を捨ててはいけないと言われた

身体の話までもいやらしく感じないほど

生きていく中での性愛の話を真顔で私に話した

 

憎悪感さえ芽生えていた私の思考が

この人ならばしても後悔しないかも…とさえ

思い始めていた

 

こんな私でも 好意を寄せて話、未来を描き

マイナスを指摘して前向きに

歩けるよう助言をくれた

こんな私でも出会えるんだ…と感じていた

 

全く接点のない職種の彼に もっと知りたい

もっと近づきたいと 会う度に思っていた

 

けれど…

 

 

愛するということ

私は 大人だ

こんな大人なのに

遠い昔の記憶の中から

あれが 本当の純粋な愛だと

思い知らされる時がある

 

色んな人と出会い 交わす間に

付いたかすり傷が本当を見逃させる

 

子供の頃

転校してしまう男の子が

一番大切にしていたプラモデルを

私の目を真っ直ぐに見て手渡したあの眼差し

 

私の歌を笑顔で聴きながら送ってくれた

帰り道 手を繋ぐ事もキスをする勇気さえも

無いままの柔らかな時間

 

ただ、ただ、私を愛し愛おしむ眼差し

揺るぎない信頼。

 

今なら はっきりとわかる

本当の愛だと

倦怠

会社

 

60過ぎで再雇用されたおじさん。

毎年辞めないがんばる感をだしていると

若い輩はため息をついている

早く辞めてくれないかな…全く…と。

 

私の務めてる会社はブラックだ。

 

残業時間も調節し偉くなっても責任だけ重く

給料は安い。勿論、事務員の私も。

男ばかりの職場だけれど、パワハラなんて当たり前

 

辞めたい、辞めたい、と渦巻く

 

会社には一人エリートの見張り役がいて

パソコンの履歴も監視されている

私達平民の様子を監視している

 

その人は私よりも若く 細かい男で

そのくせ 仕事を私達下っぱに振りまくり

毎日外回りは極力行かない

休みは必ず金曜日も取り三連休にする

 

外面は良いのも最初だけだった

いない人の悪口やダメ出しばかり

私が出した書類も 間違いがないか

ずっと、ずっと、ずっと  見ている

嫌味な奴だ。

 

 

 

一人

私は いつも結構一人だ

一人は寂しいし孤独で嫌だけれど

一人は自由で楽だ

他人の起伏に振り回されないから楽チンだ

 

今日も 会社の上司が 短い咳払いを何回もする

始まった…ストレスが溜まるとチックみたいに

はじまる…

 

いち早くそれに気づくと

嫌な嫌悪感が私を襲う

人の感情が伝わりやすい性分の私は

暴力的な人からは怒りの痛みが伝わる

理屈っぽい人からは辛さの痛みだ

イラついてる人からは悲しみの痛み

 

あまりの移りにしんどくなると遮断し

縁を切ってしまう それも唐突にだ

相手はその行動が理解出来ずに怒りを持ち

私から離れてゆく

 

だから 私は一人になる

 

 

私の母はもう随分前に死んでいる

 

母は凄く美人でハーフみたいな顔をしていた

目の色素も薄茶色でまるで女優みたいな人

 

多分凄くモテていつもチヤホヤ

されていたのだと思う。

だからか、プライドが高い人だった

そして男好きだった

 

大抵その手の女は同性に嫌われる

なので友達はほとんどいなかった

多分、協調性がなかったのだと思う

 

私は昔から友達を作るのが下手だった

小学生、仲良し三人組、でもいつも私は何かあると弾かれていた

中学生、付き合った男の事で虐められた

いつも一緒にいた人はいたけど、

卒業式は一人で帰り仲間と騒ぐなんてなかった

 

高校生、何人かいた友人らしき人はいたけど

夏休みは一度も会わないし誘われなかった

 

大学…社会人…職場の送別会では同じ頃辞める人との合同送別会だったけど、一次会後誰にも誘われず

一人で帰った

 

私は 人との繋がりを作るのが下手で

でも孤独が怖くてしかたない

焦って、もがいて、頑張るのだけれど

自分だけの想いが空回りしている

引かれているのが分かると辞めてしまう自分

 

人付き合いが下手な私、加減がわからないのだ

性格も捻くれまくりだ。

相手を全力で想い相手にもそれを求めるから

皆が去っていく。

 

疲れて、がんばるのをいつしか諦めた

 

 

きっと、私は一人で孤独に逝くんだろうなと

漠然とした結末がみえてきたら受け入れる方が

楽になった

 

 

 

 

 

 

 

 

無縁の原理

ある人の言葉を読んで

私が置かれている今

心のザワザワや答えの見つからないイライラ

それが、

無縁の原理

 

という解釈?原理の謂れを読んで

ストンと私の何かが少し見えた

 

私は  いつも「死」を意識して生きている

何故だかわからないけれどいつも考えてる

 

自分をシャットダウンして今置かれている私と

全く無縁の場所を携帯で探し見ている

柵や血族、縁も所縁もないそこへ飛び立ち

 

苦しくて、無意味、惰性で生きている

場所から逃げる

 

今の私は、仕事、空間、人間関係

どれを取ってもあきあきし胸やけがおきている

展望もなく、時間が流れるだけの毎日